AAで紹介する!!ブーン系小説!!

( ^ω^)系の感想でも書こうかと思います。はい。  作者別に見ていきます。良いところを盗む切っ掛けになればなぁ。 あと、自分の書いた短編も纏めておこうと思います。

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( ^ω^)◆azwd/t2EpE氏('A`)






中の人「どうも、中の人です。今回から少し趣向を変えて作者さん別感想をお届けしていこうと思います」


中の人「それじゃー、あとよろしくね」



『うぃーすwwww』



( ^ω^)「どーも、ブーン系小説、永遠の主人公。内藤ホライズンことブーンですお」


('A`)「赤丸急上昇中、最近ではイケメンもこなせるドクオです」


( ^ω^)「自分でイケメンとかwwwwきめぇwwwwwwww」


('A`)「うるせぇ、ほっとけ」


( ^ω^)「さて、そろそろ本題だお」


('A`)「記念すべき第二回目の作者さんは……」




ジャンジャカジャンジャカジャジャジャジャージャン



◆azwd/t2EpE氏







(゚A゚)「…………」


(  ゚ω゚)「………」




('A`)(あの野郎、だから俺たちに押しつけやがったな)(^ω^ )



('A`)「というワケで、記念すべき第二回目の作者さんはポケモンさんだ」


( ^ω^)「では、ポケモンさんの代表作を……」


( ^ω^)ゴソゴソ


( ^ω^)つデン



★( ^ω^)ブーンがポケモンマスターを目指すようです

★( ^ω^)ブーンが運命の一戦に登板するようです


★('A`)ドクオの策略がとんでもない方向に向かうようです

★(*゚ー゚)しぃの時計の針は戻らないようです


☆( ^ω^)ブーンがアルファベットを武器に戦うようです

★十話以上の長編完結

☆十話以上の長編現行



('A`)「ふぁー、こう見ると全部優劣つけれぬ良作ぞろいだな」


( ^ω^)(ドクオが主人公なのが一作。ボクが三作………勝った)


(;'A`)「なにニヤニヤしてんだよ」


( ^ω^)ニヤニヤ「三対一(笑)」


('A`)「うぜぇwwwwいいから仕事すんぞ」


( ^ω^)「把握したお」


('A`)「さて、この作者の特徴として一目瞭然な物はなにかわかるか?」


( ^ω^)「バカ長いおwwww105話とかwwwwwwww神かwwwwwwwwwwww」


('A`)「そう、その通り。この人の代表作であるポケモン、アルファはいずれも100話を越える超大作だ」


( ^ω^)「ばけもんだおwwww」


('A`)「さて、一般的に長すぎる作品はgdgdになるなんて言われてるが、ブーン、お前はどう思う?」


( ^ω^)「確かにあると思うお。でも長編作者と言えばこの作者さんをはじめ、btcmさんや、メモリーズさん、どれも名作揃いだお」


('A`)「まぁ、精神病は特殊だから置いとくとしても、確かに名作と呼ばれるものばかりだな」


( ^ω^)「じゃあ長編がgdgdをもたらすというのは間違いなのかお?」


('A`)「そう、そこが問題だ。
恐らく長編がgdgdするというのはあながち間違いじゃない。

じゃあ何故この作者さんの作品が凄まじい人気を誇り続けるか、わかるか?」


( ^ω^)「やんごとねぇ実力wwwwwwww」


('A`)「やんごとねぇwwwwwwww」


( ^ω^)「……うーん、わからんお。ただ飽きないんだお」


('A`)「そう、それだ。この人達の作品は飽きないんだ。じゃあそれは何故か?」


( ^ω^)「……うーん、あっ!!新しいキャラをバンバンだすおっ!!!」



('A`)「おっ、ブーンにしちゃなかなかいい線ついてるぞ」


( ^ω^)「ってことはコレが正解じゃないのかお?」


('A`)「まぁどれが正解なんかは作者本人にしかわからんのだがな。

俺が思うにこの人が抜きんでてると思うのは“展開力”だな」


( ^ω^)「厨二病ktkr!!」


(#'A`)「厨二じゃねぇ、ちゃんと理屈があるんだよ」


( ^ω^)「では、聞かせてもらおうか」


('A`)(こいつ、普通にうざい)



('A`)「“展開力”っていうのはだな、一重にストーリーを構成する能力だと俺は思ってる」


( ^ω^)「つまり、プロットってことかお?」


('A`)「まぁ、プロットとストーリーってのはちょいと違うんだが、そんなところだ」


( ^ω^)「確かにこの人の伏線回収は神だお」


('A`)「確かに、【('A`)策略】や【( ^ω^)ポケマス】。ストーリーの何気ないところに、伏線が散りばめられてるな」


( ^ω^)「アルファのショボクレが裏切ったところとか鳥肌物だお」


('A`)「そうだな。つまり、常に新たな展開を生み出す能力が“展開力”だ」


( ^ω^)「btcmさんもそれかお?」


('A`)「あの人のは、少しポケモンさんとは違う。まぁそこはbtcmさんの紹介までとっておこうぜ」


( ^ω^)「常に新しい展開かお、すげぇお」


('A`)「ただ、デメリットもある」


ザワザワ……ザワザワ……ザワザワ……ザワザワ……


( ^ω^)「それはなんだお?」


('A`)「読者が付いていけなくなる場合がある」


( ^ω^)「あー。確かにポケモンはリアルタイムでも読んでたけど、まとめで読んだ時の方が面白かったお」


('A`)「そうだな。つまり漫画で言うとモンスターや二十世紀少年と同じだ。伏線が多いからこそ、まとめ読みした方が理解しやすい」


( ^ω^)「ふむふむ」


('A`)「あと、もう一つ。中の人も凄い勉強になったことだが」


( ^ω^)「なんだお?」


('A`)「キャラ作りだな、詳しくはポケモンさんのブログ参照」


( ^ω^)「読んできました」


('A`)「じゃあお前、ポケモンさんのブログを読んで感想は?」


( ^ω^)「凄いと思ったお!!ポケモンでもアルファでも一杯オリジナルAAが出てくるのに、この作者さんは全員確立させてるお!!」


('A`)「そうだな。ポケモンのズドやセニ、七瀬とか。見たことない未知のAAを完全にキャラ立てしてる」


( ^ω^)「アルファだってそうだお!!ルシファーやカリルナ、アルタイム。全員アルファには無くてはならないキャラ達だお!!!」



('A`)「フィレンクトとか、誰?wwwwみたいな感じだったのな」


( ;ω;)「おっおっ、フィレンクトさんは僕のために……」


('A`)(いや、元はと言えば俺の責任なんだが……)


( ^ω^)「ニダー中将だって凄いお。ここまで綺麗なニダーは初めて見たお」


('A`)「そうだな。この人はキャラを作るのが異常に巧い。それも既存の設定を最大限に生かすのではなく、自分の作ったストーリーに沿ってキャラを成長させていくんだよ」


( ^ω^)「……やっぱすげぇお」

中の人「正直、普通じゃ無理だよ。狙って出来るものじゃない」


('A`)「諦めんなwwwwwwww」



中の人「あっ、キャラ作りに関してはポケモンさんのブログを見てください。ポケモンさんの短編も載ってて本当に一見の価値ありです!!それじゃ……」



('A`)「では、ブーン君。この辺りでまとめを」


( ^ω^)「よしきたっ」


( ^ω^)つデン


◆azwd/t2EpE氏まとめ


・やんごとねぇ展開力

・展開力とは伏線や自分の立てたプロットをどれだけ違和感なく文書化するか、またはその量

・キャラの確立が異常に巧い


('A`)「最後に忘れちゃいけないのが……」


・長編を完結させるだけの根気と責任感



( ^ω^)「おっ、今日は楽しかったお」


('A`)「そうだな。また俺達の出番が来るまで楽しみにしとくか」


( ^ω^)『では、さいならー』('A`)
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  1. 2008/11/23(日) 21:40:45|
  2. 作者さん別感想
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ξ゚⊿゚)ξ『アンタなんて大っ嫌い!!』なようです

148 :本編とは関係NOTHING ◆IgPB3k.W/o :2008/11/11(火) 01:48:01.07 ID:zIms0vqMO


ママなんて大っ嫌い!!

いっつもあたしに注意するの!!

『好き嫌いはいけません』

『大人しくしてなさい』

『お片付けしなさい』


嫌い、ママなんて大っ嫌いなんだから!!


ξ;⊿;)ξ「ううっ……」

『なーん……』


「あらあら。はい、ツン、これ飲みなさい」


でも、辛くて泣いてるあたしに煎れてくれるママのココアが、あたしは大好き。

『………みょー……』


149 :本編とは関係NOTHING ◆IgPB3k.W/o :2008/11/11(火) 01:49:27.32 ID:zIms0vqMO



嫌い、パパなんか大っ嫌い!!



でも、パパの肩は大好き。

悲しい事が、全部ちっちゃく見えちゃうくらい高い、パパの肩の上が、あたしは大好き。

『………ほーう………』







150 :本編とは関係NOTHING ◆IgPB3k.W/o :2008/11/11(火) 01:51:05.33 ID:zIms0vqMO


ビーグルなんて大っ嫌い!!

あたしより小さいくせに、私よりいばってて、あたしよりパパとママから可愛がられてる。

嬉しそうにシッポをふって擦り寄ってきても許してあげないんだからっ!!


『………れーん………』


でもビーグルの暖かい舌が、わたしは大好き。



わたしの涙を、ペロペロとソフトクリームみたく、なめてくれるビーグルの舌が、わたしは大好き。


『……げー……』


151 :本編とは関係NOTHING ◆IgPB3k.W/o :2008/11/11(火) 01:52:37.69 ID:zIms0vqMO


ブーンなんて大っ嫌い!!いっつもニコニコしてるだけで何も言わない!!

あたしがイタズラしても絶対に怒らない。



『なーんみょーほーうれーんげーきょー』




あたしが海で溺れてたら、泳げないのに飛び込んでくるし。



勝手に遠くにいっちゃうし。


嫌い、ブーンなんて大っ嫌い。




152 :本編とは関係NOTHING ◆IgPB3k.W/o :2008/11/11(火) 01:54:58.26 ID:zIms0vqMO


―――でも、ブーンの暖かな笑顔



あたしをいつも笑わせてくれた。

あたしの悲しみを癒してくれた。


―――あなたのその笑顔が


ξ*;ー;)ξ「あたしは大好きだったから……」




ばいばい、ブーン。



ξ゚⊿゚)ξ『アンタなんて大っ嫌い!!』なようです




156 :本編とは関係NOTHING ◆IgPB3k.W/o :2008/11/11(火) 01:57:00.15 ID:zIms0vqMO
これは総合で募集したお題を元に書きました。


【念仏】【ξ゚⊿゚)ξ『アンタなんて大っ嫌い』】


お題をくれた方、ありがとうございました
  1. 2008/11/21(金) 16:32:56|
  2. 自作短編
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お久しぶりです

8ヶ月間何をしてたんだと?と聞かれれば、特に何もしてなかった気がする今日この頃。

最近はブログを持つ作者も増えてきましたねー。

ということで、このブログも新たな気持ちで再開しようかと思います。

主な趣旨は二つ。


1.自作品の纏め

総合で投下した短編達が日の目を見ぬまま、datの海に落ちていくのは申し訳ない。

というわけで、自作品まとめ用というのが一つ。

2.作者別の感想、批評

作者さんにもそれぞれ特徴がありますよね。あの作者さんはここが良い!!なんてのを発見しながら
ソレを自分の糧にしようという浅ましい考えグヒヒ

何かと忙しいけど、週2くらいの更新を目指そう!!
  1. 2008/11/21(金) 16:22:12|
  2. 未分類
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ξ*゚ー゚)ξ『貴方のお手紙お届けしますお!!』のようです(^ω^ )

6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 00:56:48.08 ID:Js8PrY8+O


流星群―――その言葉を聞いて貴方はなにを思いますか?


空一杯に広がる星々。降り注ぐ宇宙の旅人達に、貴方はなにを祈りますか?



ξ*゚ー゚)ξ『貴方のお手紙お届けしますお!!』のようです(^ω^ )







...

7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 01:01:38.07 ID:Js8PrY8+O


赤いポスト。その前に立つ一人の少女。


ξ゚⊿゚)ξ『………』


歳は小学生くらい、金髪のツインテールと少し釣り上がった大きい目が特徴的。

大事そうに一通の手紙を胸に抱いている。


ξー⊿ー)ξ『お爺ちゃん……』



少女は小さなため息を一つ吐き出し、その手紙を赤いポストの口に入れた。


その手紙の宛名先には



【天国】



とだけ書かれていた。

8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 01:02:20.85 ID:Js8PrY8+O

ξ゚⊿゚)ξ(うーん、今年はこれで終わりかな)


少女はクルリと、真っ赤なポストに背を向けるとスタスタと去っていった。




ところ変わって



(´・ω・`)『おい、クソ豚!!仕事だ、起きろ!!!』


( ^ω^)『おっ、ショボン。もうそんな季節かお?』


(´・ω・`)『そうだよ、大体てめぇは寝すぎなんだ。仕事しろよ、ぶち殺すぞ』


( ^ω^)『ふぁーあ、んじゃ、行ってくるお』


ここは小さな小さな郵便局。

配達員もたったの二人だけ。

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 01:03:09.10 ID:Js8PrY8+O


(´・ω・`)『まったく。今年は獅子座流星群か、まぁ久々の仕事だしな』


( ^ω^)『まったくだお、ここまで仕事がないとニートと変わんないお』


(´・ω・`)『ブーン、無駄口叩いてないでさっさと行けよ。今年の担当は……っとよかったな。女の子だぞ』


( ^ω^)『……にゃにぃ?』


(´・ω・`)『十四歳、中一だなwwww』



( ^ω^)『良いのかい?そんなにケラケラ笑ってて、ブーンは三歳でも構わずに喰っちまう男だお?』


(´・ω・`)『わかったからさっさと行け』


(;^ω^)『まったく、人使いが荒いお』


(´・ω・`)『今年の仕事納めだ、そりゃ荒くもなるさ』

11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 01:04:28.17 ID:Js8PrY8+O
( ^ω^)『んじゃ、いっちょ行ってくるお』




( ^ω^)『星と星を繋ぎに、な』(´・ω・`)



ブーンは自慢のマイチャリに跨がります。


( ^ω^)『おっ!好調だお』

いやっふううぅぅう、とブーンは叫びながら目にも留まらぬ早さでペダルを漕ぎ始めました。

それに呼応して、前輪、後輪が徐々に動き始めます。



( ^ω^)『ショボーン、あったかいもん用意して待っててくれお!!』


(´・ω・`)『おk』


( ^ω^)『ブーン、発進するお』

ドドドドド、と音を立ててブーンの自転車が走りだしました。

14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 01:06:06.56 ID:Js8PrY8+O






向かう目的地は青く光る星、地球。


(*^ω^)『いやっふううぅぅう』


ブーンの乗る自転車は、小さく輝く宇宙の塵を棚引かせながらどんどん加速していきました。

15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 01:07:21.92 ID:Js8PrY8+O


ξ゚⊿゚)ξ『はぁ』


またまた場面は変わり、ここは今回のブーンの依頼人。ツンの部屋。


ξ゚⊿゚)ξ『……爺ちゃん』


ツンの机の上には何度も書いては消しを繰り返した、手紙が転がっています。


彼女の手紙の相手は、祖父。

この世にはもう居ません。

ξ゚⊿゚)ξ『はぁ……』


ツンは押し入れの中からアルバムを引っ張りだしてきて、またため息を一つ。



     / ,' 3



ξ゚⊿゚)ξ『お爺ちゃん……』

16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 01:10:45.35 ID:Js8PrY8+O
彼女のお爺ちゃんの名前はスカルチノフ。

十年前に亡くなりました。




/#,' 3『コラアアアアァァァァアアア!!!うちの可愛い孫娘をイジメとるのはどこのどいつじゃああああああ』


ξ;⊿;)ξ『ふぇーん』


ツンはとてもお爺ちゃんに懐いていました。


小さな頃から人見知りが激しく、とびきり可愛い容姿をした少女は、近所の悪ガキ達の格好の的でした。


そんなツンをいつも護ってくれたお爺ちゃん。


ツンのお爺ちゃんも、また彼女の事が大好きなのでした。


/ ,' 3『よっし!!ツン、悪者は爺ちゃんが退治したぞい』


ξ;⊿;)ξ『エッグ、エッグ、本当?』

17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 01:11:14.63 ID:Js8PrY8+O

/ ,' 3『本当だとも、ツンの事を泣かせる奴は全部爺ちゃんが退治してやる。ほれ、約束じゃ』


ξ;⊿;)ξ『っ、うん』


交わされた二人の約束。


交わる小指と小指。


楓の様に小さな小指と、皺くちゃな小指が、一つの約束を誓う。



/*,' 3『よっし、何か美味しいものでも食べにいこうかの』


ξ*゚⊿゚)ξ『うん!!』


/*,' 3『ツンはなにが良いかの?』


ξ*゚⊿゚)ξ『ツンはなんでもいいよ。お爺ちゃんと一緒ならなんでもいいー』

18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 01:11:59.97 ID:Js8PrY8+O

/*,' 3『そうか、そうか。そいたら鰻でも食いに行くかの』


ξ*゚⊿゚)ξ『う・な・ぎ!!う・な・ぎ!!』


/ ,' 3『では出発じゃー』


ξ*゚ー゚)ξ『わーい♪』


この時、幼い彼女には分からなかった。

この時は、永遠に続くのだと、そう彼女は信じていた。



しかし



/ ,' 3『ツンや、ツンや』


ξ;⊿;)ξ『お爺ちゃん……』

19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 01:13:19.45 ID:Js8PrY8+O
/ ,' 3『ツンや、何を泣いとるんじゃ?』

ξ;⊿;)ξ『お爺、っエッグ、ちゃん……嫌だょぉ、死んじゃやだぁ……』


/*,' 3『カッカッカッwwww何をそんなこと!!わしゃピンピンしとるぞっ!!?』


ξ;⊿;)ξ『……本当?いなくならない?ツンとずっと一緒?』

/ ,' 3『一緒じゃ、一緒じゃとも。わしゃツンから離れたりせん』


ξ;⊿;)ξ『絶対だよっ!!絶対だからねっ!!』


/ ,' 3『あぁ、絶対じゃ。ほれ、この通り。わしはピンピンしとる』


『ちょっと荒巻さん!?何してるんですか!?』

/ ,' 3『いや、なに。孫娘のためにラジオ体操を……』

『寝て下さい!!』


/ ,' 3『あひゃひゃ、怒られてしもうたわい』

ξ*^ー^)ξ『ツンもやるー』

20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 01:13:58.08 ID:Js8PrY8+O













彼はこの日、静かに息を引き取った。















21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 01:16:31.21 ID:Js8PrY8+O


/ ,' 3『本当だとも、ツンの事を泣かせる奴は全部爺ちゃんが退治してやる。ほれ、約束じゃ』



二人が初めて交わした約束は、ツンにとって、初めてお爺ちゃんが破った約束に変わった。



ξ゚⊿゚)ξ『あれからもう、十年。そんなに経つのね』

お葬式に泣きじゃくった事、供養に来てくれたお坊さんがとても怖いものに見えた事。

『お爺ちゃんを焼かないで』と、棺に縋り付いたあの日。

ツンの頭のなかにあの頃の記憶が蘇る。


『ツンちゃんのお爺ちゃんはね、もうこの中には居なんだよ』


『……それじゃあ、どこにいるの?』


『お爺ちゃんはね、お星様になったんだよ』


『お星……さま?』

24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 01:20:14.78 ID:Js8PrY8+O
『そうだよ、見てごらん』

『………』


『綺麗だろ?』


『……うん』


『ほら、あの星がお爺ちゃんだよ』


『………』


『あの星はね、いつもあそこにいるんだよ。星空の形は毎日変わるのに、不思議だろ?』


『……どうして』


『ツンちゃんが心配だからさっ、だからお爺ちゃんはずっとあの星からツンちゃんを見てる』


『……本当?』


『本当だとも!!』

25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 01:21:25.29 ID:Js8PrY8+O

『……お手紙、お手紙書く!お爺ちゃんに!』


『うん、そうだねぇ』


『でも、宛先わかんないや……』


『ツンちゃん、宛先は無くても良いんだよ。ツンちゃんの想いさえあれば、宛先がなくてもちゃんと届くよ』


『………』


『そうだ、これから流星群が来る時』


『流星群?』


『そう、流星群』


『なに?それ』


『流星群っていうのはね、星にいる人達が、地球にいる人達の想いを流れ星に乗って叶に来てくれる日のことだよ』

26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 01:21:56.23 ID:Js8PrY8+O

『私の……手紙も届けてくれるの?』


『うん。ツンちゃんの手紙もきっと、あの星にいる郵便屋さんが届けてくれるよ』


『……わかった』



それから、ツンは流星群が来るたびに手紙を書いた。


大好きだったお爺ちゃんへの手紙を。


何通も、何通も、流星群が地球に接近するたびに、書き続けた。


年を重ね、十年が過ぎ、世の中の摂理が朧げながらに分かり始めた今でも、ツンは手紙を書いていた。



ξ゚⊿゚)ξ『獅子座流星群……』


流れ星が瞬く。綺麗な白銀の線が暗い夜空に奔る。

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 01:22:21.92 ID:Js8PrY8+O


ξ゚⊿゚)ξ『……綺麗、だな』




ξー⊿ー)ξ『ふぁーあ、そろそろ寝ようかな』



『郵便屋さん、私の想い。ちゃんと今年も届けてね』

28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 01:25:11.44 ID:Js8PrY8+O
お爺ちゃん、お久しぶり。そちらではお変わりありませんか?

私は今年から中学生になりました。

お爺ちゃんが楽しみにしていたセーラー服を着て、毎日学校に通っています。

そちらからも見えていますか?

私の笑顔が。

苦しい事もあります、悲しい事もあります。

でも、貴方を失った痛みよりも私を苦しめるものは未だありません。

お爺ちゃん、私を強くしてくれて、本当にありがとう。

貴方の優しさに包まれて、私は本当に幸せでした。

お爺ちゃん、私のお爺ちゃん。


これからも、ずっと見守っていてください。

では、お元気で。


――――星降る夜に、またお逢いしましょう


ツンより

29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 01:26:16.72 ID:Js8PrY8+O




























( ^ω^)『君の手紙、確かに承りましたお』

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/20(木) 01:26:53.85 ID:Js8PrY8+O
流星群―――その言葉を聞いて貴方はなにを思いますか?


空一杯に広がる星々。降り注ぐ宇宙の旅人達に、貴方はなにを祈りますか?



貴方の想いを、届けてくれる配達人は今日も何処かで奔っています。


誰かが綴った、誰かさんへの大切な想いを届けるために。



想いを届ける自転車が、今日は貴方の下に現われるかも。




―――こんな星降る夜だから



ξ*゚ー゚)ξ『貴方のお手紙お届けしますお!!』のようです(^ω^ )

終わりだよ

33 : ◆IgPB3k.W/o :2008/11/20(木) 01:31:31.72 ID:Js8PrY8+O
サルが来ないことを祈りながらの高速投下


お題【流星群】【赤いポスト】【十年】
  1. 2008/11/21(金) 16:04:12|
  2. 自作短編
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ζ(゚ー゚*ζ貴方の絵は心のようです

私は寝たふりをしている。

つまらない大学の講師の話を子守唄に私は臥せっていた。外は雨、あの時と同じように止む気配を見せぬ土砂降りの大雨。

買ってから一度も使ってない教書が枕になる。
落書き一つ無い机が私のベッドになる。

私は寝たふりをしている。貴方がペンを奔らせている事に気付きながら。

私が貴方を見つけた日、それは高校二年生、皆が騒ぐ昼休みの喧騒のなか、貴方は大学ノートにペンを奔らせていた。
そんな貴方を私はずっと見ていたの。

何度も何度も、書いては消しを繰り返す貴方。私は本当に勉強熱心なんだなと感心してたわ。でも違ったわ。貴方は書いていたんじゃない、描いていたものね。
私と貴方が初めて話したあの日、私も鮮明に覚えてるわ。部活終わりの生徒が騒がしく部室に移動する中、私は忘れ物を取りに教室まで走っていた、貴方はまた教室でまた黙々とペンを奔らせていたね。
そんな私は貴方に初めて話し掛けた。

「ドクオ君、いつも勉強ばかりしてるよね」

素直な疑問、勉強が嫌いで、何よりも身体を動かす事が大好きだった私には、机に長時間座っている貴方が凄いと思えたから。

でも、貴方はノートを腕で隠したよね、そんな女の子みたいな、か細い腕で隠せるわけなんか無いのにね。

「あっ!今ノート隠した!!さては……ドクオ君、勉強してないなぁ?」

「違うよ、たまたまボンヤリしてただけだから」

「それなら、今隠したノート み・せ・て」

「何もないよ?」

「どれどれ……本当だ、ドクオ君数学好きなの?数式ばっかりじゃん」

「だから面白くないって」

「じゃ、勉強頑張りなよ」

「デレさんは部活頑張ってね」

「うん!!」

私は気付いてた。貴方がノートを入れ替えた事に、だって貴方挙動不審過ぎるんだもん。そんな貴方を私は愛らしく思えた。
貴方の挙動一つ一つに私は目を奪われてたの、貴方も言ってたけど、別に恋愛感情があったわけじゃないの、強がりなんかじゃないんだからね。

私達はただのクラスメート、一緒に話すこともなければ、一緒に帰ることもない。ただのクラスメートだった。
こんな関係が続いてたよね。でも私は満足してた。なんでだろう?わかんないや。
私を見つめる貴方の視線、貴方を見つめる私の視線、交わらなくても、それはそれで良いんだって思えてたの。
貴方の視線に私は気付いてる。

それだけで十分だった。

こんな関係が少しだけ進展したのは、九月のある日。降り止まぬ雨に、私は辟易してた。
ドジな私は傘を家に置いてきてしまったの。この失敗がなければ、私は貴方の隣には居なかっただろうね。

降り止まぬ雨が、私達を繋いでくれたんだね。

ζ(-ー-*ζ「はぁ、雨ってホント憂鬱だねぇ」

部活を終えた仲間たちは、そそくさと先に帰ってしまった。残された私は、誰かの傘にご同伴させて貰うべく教室へと歩いていた。

教室に人の居る気配は無かった。そりゃそうだよね、もう部活も終わる時間。傘を持っているような、しっかり者の生徒は帰っちゃってるよね。

駄目で元々と、教室を覗くとそこに貴方は居た。またペンを奔らせてた。初めて見る、真剣な貴方の顔に私は目を奪われたの。

その時気付いたの、私は貴方の事が気になってる。貴方が何をしているのか?知りたい、もっと、貴方の事を。

どれくらい経っただろう。貴方は唐突にペンを置き、教室を出た。満足気な顔を浮かべてね。

私は隠れた、別に理由なんて無かったの、ただ貴方に話し掛けられても答える自信が無かったから。

貴方に話し掛けられずに、平気でいられる自信が無かったから。

だから私は隠れた。

貴方が居なくなった教室のドアを静かに開いた。まるで泥棒みたい。貴方が何を書いているのか知りたかった。貴方の事が知りたかったの。

貴方の机に綺麗に畳まれている大学ノート、ちょっとした罪悪感に見舞われて躊躇した。でも好奇心が勝ったわ。私は迷いながらも貴方が書いていた最後のページを開いた。

そこには

さっきまで憂鬱だと思っていた風景があった。

降りしきる雨が優しいタッチで描かれていた。貴方のか細い腕から、こんなに優しい絵が創りだされていたのか。私は興奮したわ。

貴方の描いた絵に私の感覚は研ぎ澄まされた。

聞こえる。雨がアスファルトを打ち付ける音が。不規則に奏でられる雨とアスファルトの連弾。

匂う。雨に湿らされた草木の匂いが。雨雫を纏った葉っぱ達が優しい匂いを醸し出す。

私は今どこに居るんだろう?
教室?校庭?それとも貴方の絵の中かな?

私をその不思議な世界から連れだしたのは、ドアの音。

貴方が私を連れ戻したの。


('A`)「どうしたの?」

ζ(゚ー゚*;ζ「あっ、ドクオ君残ってたんだ!雨が突然降ってきたでしょ?いつも折り畳み傘持ってるんだけど、私ドジだから傘忘れちゃったんだ……」

('A`)「あぁ、だから人を探してたの?」

ζ(゚ー゚*ζ「うん」

正直チャンスだとは思ったよ、貴方の絵を見た時から私は、また気付いたからね。

気になってるんじゃないって、私は落ちた、恋に。

好きな人と一緒に帰りたいなんて思っても別に罪じゃないでしょ?それも雨の中相合傘なんて、絶好の機会だったもの。


ζ(/ー//*ζ「傘……持ってる?」

これを言うにはかなりの勇気が必要だったわ、だって「傘ある?」=「一緒に帰ろう?」っていうとても簡単な方程式が成り立っちゃうものね。

でも、貴方は


('A`)「……ん、無い」


そんな簡単な方程式を間違っちゃうんだから。

ζ(゚ー゚;*ζ「あっ、そうなんだ!!」

('A`)「……うん、ごめんね」

そう言ってさっさと荷支度をする貴方。おかしいよね、傘はない、外の雨はまだ降り止みそうに無いのに、貴方は当然の様に帰る準備をしてる。

ζ(゚ー゚*ζ「あれ?ドクオ君傘無いんじゃないの?」

('A`)「あぁ、多分この雨もうすぐ止むよ」

貴方は私に言った。この止む気配を見せない雨が、もうすぐ止むと。

ζ(゚ー゚*;ζ「それ本当?」

(;'A`)「えっ?多分だよ?多分」

貴方が言うならと、私も床にほっぽっていた鞄を拾い上げて、貴方の後に付いていったんだ。

「外れるかもよ?」

「良いの良いの、そうなったら走って帰るもん」

「……元気だね」

「私ね、雨って嫌いだったの」

「そうなの?僕は好きだけどな」

「雨ってだけで気が滅入らない?」

「うーん、そうかもしれないけど、雨が降れば景色も変わるからね、歩き慣れた道が違うように見えない?」

「そうだね、今日気付いたよ」

「……それは良かったね」

「私も……雨、好きになっちゃった」


昇降口に着く頃、雨は止んでいたね。
あーあ、相合傘し損ねちゃったな、なんて気持ちを心の隅っこに蹴飛ばして、私は貴方と二人で帰ったね。

―――歩き慣れた、真新しい道を

帰り道、秋桜の纏う水滴のベールが、沈みかけた太陽の光に照らされ、宝石のように光っていたね。

そんな私達の関係が急激に変化したのは、三月。

三学期も後数えるほどになった、ある日の放課後。私は寝たふりをしていた。貴方が絵を描いているのを知っていながら。

どうして寝たふりなんかしてたかって?だって三年になったら一緒のクラスじゃ無くなっちゃうかもしれないでしょ。

思い出が欲しかったの。
でも、貴方は外の風景ばかり見ていて私に気付いてもいなかったでしょ?身体が小さいなんて言わせないんだから。

私は貴方に絵を描いてほしかった。これは賭けね。
もし貴方が何も言わず私を描いてくれたら、私は告白しようと決めてたの。

瞼を閉じていると浮かんでくるのはネガティブな事ばかり。不思議よね、もし私の心の中にゴミ箱があるなら、全部まとめて捨ててやりたかったわ。

でも、私は賭けに勝った、貴方は私の隣の席に座り、私を描き始めた。

そりゃ何度もガッツポーズをしたわ、心の中でだけどね。

薄目から覗いた、私を描く貴方の姿は今まで見てきた、貴方のどんな表情よりも真剣で、もし、私が何事も無かったように起きたとしても貴方は気付きそうに無かったわ。
そんな瞳に、真剣な眼差しに私は吸い込まれそうになった。

貴方のペンが進む度、私の表情が写し取られていく。どんな表情をしているのか、私の胸は高鳴ったわ。

そして、貴方のペンが止まった。あの時のような満足感溢れる表情は無かったわ。寧ろ、しまった、と言うような後悔が滲み出ていたの。

私は迷ったわ。失敗したのだろうか?モデルが悪かったよね?ごめんね、なんて勝手に頭の中で謝罪を繰り返した。

でもどんな風に描かれていたとしても、貴方の描いた私を、どうしても見たかったんだもん。

ζ(つーー*ζ「ぅん……おはよー」

('A`)「……お早うございます」

ζ(つーー*ζ「あれ?何でドクオ君がぁ?」

私はまた迷ったわ、このまま知らないフリを決め込むか、貴方のあんな表情を見たら当然よ。

('A`)「……いや、もう放課後だから起こそうと」

でも

(;'A`)「あっ……」

ζ(゚ー゚*ζ「なるほどー、これがドクオ君の大切なノートなわけね」

やっぱり見たいという気持ちが勝った。ごめんね、この時は貴方の持つ“力”なんて知らなかったから。

(;'A`)「あの……返してくれませんか?」

ζ(^ー^*ζ「ダメー」

私の出来得る最高の笑みで拒否したわ。

ζ(゚ー゚*ζ「私の絵を描いてたでしょ?モデルにされたからにはちゃんと出来映えも見とかなきゃね」

鼻歌を歌いながらノートを捲っていく私。本当に楽しみだったから。狸寝入りはバレてないみたい。

「……凄い」「上手!!」
ドクオ君の絵を見ても、ありきたりな言葉を連呼するしか出来なかった。なんだろう?ある程度のレベルを越えてしまうと言葉に出来ない?
私みたいな貧弱な頭では、この絵達に相応しい称賛を言葉に出来なかった。
でも貴方はそんな私の言葉を恥ずかしそうに、嬉しそうに聞いてくれていたね。

ζ(゚-゚*ζ「……あっ」

私が開いた最後のページ そこには


天使が


眠っていた。


白い翼を背に持ち、金色に輝く輪を頭の上に漂わせ、ふかふかの雲の上で優雅に昼寝をする

そんな天使が写っていたの。

ζ(/ー//*ζ「何だか照れるなぁ……こんなに綺麗に描いてもらえてるなんて思っても見なかったよ」

本当に美しかった。自分がじゃないよ?貴方の絵が、こんなにも優しい気持ちにさせてくれる絵、見たことが無かった。でも君は

('A`)「……初めて描けた」

自分でも信じられない様な顔をしていたね。

ζ(/ー//*ζ「うぅ、ヘタクソだったら肖像権の侵害で訴えてやろうと思ったのに……」

私は満足だった 初めて貴方に描いて貰えた。貴方のキャンバスに私が映っている。貴方のキャンバスに私は生きている。


ζ(゚ー゚*ζ「ドクオ君!!綺麗に描いてくれて」


ζ(゚ー^*ζ「ありがとねっ!!」

素直な感謝の気持ちを貴方に伝えた。そして、一つの感情が生まれた。

でも、それは私が言うことじゃない、私にそれを言う権利はない。その権利は貴方の物。

('A`)「あの……もう一枚だけ……描いていいですか?」

描いて貰いたい、貴方にもっと、色んな表情を、色んな場所で、貴方に描いて貰いたい。

自然とこの言葉は出たわ


ζ(/ー//*ζ「……よろしくお願いします」






そして今

私は寝たふりをしている。

貴方は私を見つめペンを奔らせている。



貴方があのクサイ手紙と一緒に送ってくれた三人の絵。

一面に咲き乱れる秋桜。

ずっと考えてた、なんで秋桜なんだろうって、なんで桜じゃないんだろうって。


調べてみたの。

サクラの花言葉は“優れた美人”“壮大な愛”

私達にこれほど似合わない言葉はないよね。



秋桜の花言葉は、貴方自身が調べてみて。私にぴったりだと思うわ。




末長くよろしくお願い致します。
  1. 2008/03/24(月) 01:18:30|
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('A`)僕の絵は心のようです

僕は絵を描いている

かったるい大学講師の授業を右から左へと受け流しながら僕は黙々と作業に没頭する

何の変哲もない24行の大学ノートがキャンバスへと変わる
何の変哲もないシャープペンシルが筆へと変わる

僕は絵を描いていた

絵のモデルは、そう、君だ

ある日の放課後、僕は初めて君を描いた 終礼はとっくの前に終わっている でも君はそんな事お構いなしに机に突っ伏し寝息をたてていたね 僕がなぜあの時君を描いたか 自分でもよく解らない

でも

君の寝顔はこの世に存在する何よりも、優美で、端麗で、描かずにはいられなかったんだ だから、俺は思った 起きないでくれと この時間がいつまでも続いてくれと

気付けば僕は、君から目を離せずにいた


君との出逢いは高二の春、そう、ちょうど五年前だね 僕はいつも、自分より大きなエナメルの鞄を背負い、小さな体を落ち着き無く動かし続ける君を眺めていたんだ


「早くー、部活始まっちゃうよー」

「ねぇ!!早くしてったら!!」

「もう!知らないんだから!」

小動物の様な君の仕草が、僕は好きだった といってもこの時はまだ恋愛感情なんて物は皆無だったよ あの頃の僕には恋愛沙汰なんて全くなかった ただ、漠然と、君の絵が描きたい、そう思っていた

そうそう、分かっているとは思うけど僕は美術部なんて物には入っていなかったし、君が勧めてくれるまで入ろうと思ったこともなかったよ 思えば、君はとても遠い存在だったんだな そして、とても近い存在でもあったんだね

「ドクオ君、いつも勉強ばかりしてるよね」

君が僕に掛けた初めての言葉 今でも鮮明に覚えている この瞼を閉じれば、浮かんでくるんだ 部活で汗を流し、夕暮れの陽光で照らされた君の美しい表情がね 僕はあの時気が動転していた だって、高校三年間で君と話すことなんて無いと思ってたからね

だから、あの時僕はノートを反射的に隠してしまった 勉強してるフリをしてれば良かったのにね でも、君が話し掛けるからいけないんだよ あの時僕は絵を描いていた 当たり障りの無い教室の絵 黒板があり、教壇があり、机があって、椅子がある そんなどこにでもある風景を、僕は描いていた


「あっ!今ノート隠した!!さては……ドクオ君、勉強してないなぁ?」

「違うよ、たまたまボンヤリしてただけだから」

「それなら、今隠したノート み・せ・て」

「何もないよ?」

「どれどれ……本当だ、ドクオ君数学好きなの?数式ばっかりじゃん」

「だから面白くないって」

「じゃ、勉強頑張りなよ」

「デレさんは部活頑張ってね」

「うん!!」

あの時、僕はこっそりノートを入れ替えた 別に理由なんて無かった 強いて言えば、「ドクオ君、絵巧いねぇ、私を描いてみてよ」なんて事を言われるのが嫌だった 悪く思わないでよ? あの時は本当に嫌だったんだから

どうしてか?って言う理由はもう話したよね 僕は人を描くことが恐かったんだ

―――こんな力のためにね

幼稚園の頃のことだ、僕は幼稚園で週一回行われるお絵描きが大好きだった いつも前日には必ずクレパスを入れたかチェックしていた 最初の頃は楽しかった、純粋にね 車を描いたり、動物を描いたり、頭の中でイメージを膨らませてそれを画用紙に形にしていった 本当に楽しかった 僕は神様なんだ 僕はなんでも作ることが出来た カッコいい車だって、電車だって、お腹が減ったらお菓子だって作れる


全部描けば良い、真っ白いキャンバスに、十二色のクレパスで

でもある日、幼稚園の先生がペアを作って友達の顔を描くという課題を出した その日は、僕の人生の中で最も衝撃を受けた日になったんだ

僕のペアは、いつも弱い子をイジメていた男の子だった 僕は運良くイジメの標的にはなっていなかったけど、僕の友達の中でも被害を受けていた子はいた

僕は、一色のクレパスを手に取った 十二色の中から一色だけ “黒色”のクレパスを 僕は恐かった、その子が イジメられる事が恐かったんだ

そして僕は一心不乱に描いた、その子の顔を、描き続けた そして出来上がった 彼の顔は


まるで悪魔だった


それからも何度か人の顔を描く機会があった その度に出来上がったのは悪魔の様な人の顔だった


こうして僕は顔を描くのをやめた

ここまでは話したよね? これからする話はまだ君に話したことはない 落ち着いて聞いてほしいんだ

それでも、やっぱり集団行動から一人はぐれるというのは難しい物で、一度だけ人の顔は描いた 小学生の頃にお母さんの似顔絵を描かなきゃいけなかったんだ 幼心に思ったよ もしこれでまた悪魔のような顔を描いたらどうしようかってね 何度も何度もトイレで戻したのを覚えてるよ

結局、お母さんの絵は凄く上手に描けた 小学校の先生にも何度も誉めてもらったよ

でも

やっぱり友達を書くと悪魔になったんだ どれだけ気を付けても、気付けば黒色を使っている 不気味に顔を黒く染めていたんだ

そして気付いたんだよ


僕の力に


僕は相手の本質を描く事が出来る 小学校や幼稚園に友達が居なかったなんて事は決して無いと思うんだけど

やはり、小さい頃の友情なんて薄っぺらなもので 誰を描いても悪魔になっちゃったんだ

それでも絵が好きだった僕は描き続けた 毎週日曜には父に連れられて写生に出掛けていた、家で暇があればそこら辺にある物をモチーフにデッサンしたりもしてた でも人の顔はもう書かなかった


話が脱線したね、でもこれから話すことは大切なことなんだ

そんな僕も成長し、高校生となった そう、君と出会ったんだ

一年生、僕は何をしたという記憶は無い、迫り来る毎日毎日をただ無気力に過ごしていた 自分から積極的にクラスの人と交わることもせず、正直浮いていたね ただ、あの時は怖かったんだ、友達と言うのが、描いても描いても悪魔になってしまうんだ、どれだけ仲が良くても、結局は悪魔

失望しなかった訳じゃないよ 人の本質を見抜く力 一番の親友の本質を見抜けてしまう自分が憎かった そしていつも悪魔になってしまう友達が恐かった


二年生

僕は初めて君と同じクラスとなった でも君は僕にとって遠い存在だったんだよ それに君は身体が小さすぎて居ることにも気付かなかったよ

君は本当に落ち着きが無いね、ガタガタと机を跳ね退けながら小さい身体を存分に使って暴れ回ってた 僕は素直に羨ましかった なんの疑いを持たずに友達と接することの出来る君が、心から羨ましかった


そして、ある日の放課後僕は人生で二度目の衝撃を受けた


('A`)(あー、授業だるいなぁ、やっと終わったよ)

放課後誰も居ない教室で、僕は一人絵を描いていた 描いていたのは夕暮れに染まる町の絵 ただシャープペンシル一本で描く町並みは、傍から見れば、夕暮れか、昼間か、夜かすら解らないだろう 心の中で、何度も色を付けた、ただ満足出来るイメージが出来るまで、いつも色を付ける事は止めておいた


そこで見つけたんだ


ζ(ーーー*ζ


机に突っ伏し静かに寝ている君の姿を


美しかった、本当に美しかったよ

('A`)「………」

あの時僕は、呆然としてた、こんなに美しい人がこの世に存在するのかと疑った 何度か見掛けたことはあった 前に絵を描いてるところを見られそうにもなった ただ、僕達のこの頃の繋がりなんて大した物じゃなかった

ただのクラスメート これ以上に似合う言葉は世界中のどこを探しても見当たらないね

僕は、ノートとシャープペンシルを取出し無我夢中で君の絵を描いた 時が経つのも忘れて 君が起きるかもしれない そんな事、あの時の僕にはどうでも良かった

ただ

君を描きたい

それだけだった

輪郭が出来上がる、君のやさしそうな寝顔が一つ、一つとキャンバスに写し取られていく 君のそのクセっ気のある髪型も、円らな瞳も全部全部描いていく

君が目覚めた時、僕は遂に君を写し取った

ζ(つーー*ζ「ぅん……おはよー」

('A`)「……お早うございます」

ζ(つーー*ζ「あれ?何でドクオ君がぁ?」

僕は迷った、君に絵を描いていたことを伝えようかどうか

でも

やっぱり僕は恐かった、また悪魔の様な顔になっていたら、いや、なっていないはずが無い

('A`)「……いや、もう放課後だから起こそうと」

最後まで言わせて貰えなかった 君は僕が大事そうに小脇に抱えていたノートを引ったくったよね

(;'A`)「あっ……」

ζ(゚ー゚*ζ「なるほどー、これがドクオ君の大切なノートなわけね」

(;'A`)「あの……返してくれませんか?」

ζ(^ー^*ζ「ダメー」

満面の笑みで言われた

ζ(゚ー゚*ζ「私の絵を描いてたでしょ?モデルにされたからにはちゃんと出来映えも見とかなきゃね」

鼻歌を歌いながらノートを捲っていく君 本当に楽しそうだったね いつから起きてたのか 聞こうと思ったけど やめたよ

「……凄い」「上手!!」 ありきたりな言葉を連呼する君、でも僕はそんな君の言葉が何よりも嬉しかったんだ

ζ(゚-゚*ζ「……あっ」

君が開いた最後のページ そこには


天使が


眠っていた


白い翼を背に持ち、金色に輝く輪を頭の上に漂わせ、ふかふかの雲の上で優雅に昼寝をする

そんな天使が写っていた

ζ(/ー//*ζ「何だか照れるなぁ……こんなに綺麗に描いてもらえてるなんて思っても見なかったよ」

それは僕も同じさ、いつまで経っても僕が人を描けばそれは悪魔になった でも遂に見付けたんだ 天使を 君を見付けた

('A`)「……初めて描けた」

ζ(/ー//*ζ「うぅ、ヘタクソだったら肖像権の侵害で訴えてやろうと思ったのに……」

僕は満足だった 初めて友達を描けた いや、まぁ友達って訳じゃなかったけどね

ζ(゚ー゚*ζ「ドクオ君!!綺麗に描いてくれて」


ζ(゚ー^*ζ「ありがとねっ!!」


君の笑顔が僕を締め付けた そして、ある感情が心の奥底から湧いてきた 今ここで自画像を描くことが出来るなら、きっと僕は天使だ

('A`)「あの……もう一枚だけ……描いていいですか?」

描きたい、君をもっと、色んな表情を、色んな場所で、君を描きたい

自然とこの言葉は出たよ


ζ(/ー//*ζ「……よろしくお願いします」


そして僕達は、付き合うことになったんだ、告白?今でも思い出すと寒気がするよ だからここでは触れません

同じ大学に進み、今、同じ授業を受けてる

僕は絵を描いている

君は寝息をたてている








この春、大学を卒業したら、結婚して欲しい 急すぎるなんて言われても困るんだ 僕にも事情がある


この前、久しぶりに君の絵を描いた 頭の中にある僕の一番お気に入りの笑顔を描いた

気付けば隣に僕が居た

僕も笑っていた

そして僕達の間には











名前はどうしようか?君に似ると良いね 君に似たら凄い美人だろうな モデルが増えて僕も嬉しいよ






















デレ、愛してるよ


新しい命を、ありがとう
  1. 2008/03/24(月) 01:15:55|
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AP.EK6HqUs氏

さて作者別に見ていくこのブログ

正直自分も大した作品を書いてるわけではないので、一読者が好きかって喋ってるとご理解下さい。

紹介の順番は

http://www.geocities.jp/keisuke394/boon/sakusya/sakusya/sakusya-50.html

このサイトのアルファベット順に進めていこうと思います。

さぁ記念すべき第一回目は

AP.EK6HqUs氏

代表作は

('A`)と( ゚∀゚)は利己的なようです

( ゚∀゚)は一度振られているようです

('A`)と( ゚∀゚)は最低なようです

( ^ω^)は振られるために告白するようです

この中でも利己的や最低の二部作は特に有名ですね

どの作品も地の文は少なめ

サクサク読んでいけるんじゃないかな

ただバイクの描写は目を見張るものがあるwwこの作者確実にバイク好きwwww

基本一人称で話を進めているが対象が場面変換毎にころころ変わる

ポケモンさんの様な書き方をしてるな

一人称の特徴だと思うが、地の文は情景描写が極端に少なく、心理描写が極端に多くなる

これは俺も省みなければならない点だな

まぁ一人称で( ゚∀゚)(―――――)って形は使えないから仕方ないっちゃ仕方ないんだが

前日の記事に書いたが、ブーン系には既存の性格がある

例えば

( ^ω^):内藤ホライズン、あだ名は基本ブーン、性格は素直で心優しいという設定がデフォ、ツンとのカップリングはブーン系小説の王道

この( ^ω^)を

最低・利己では

気持ち良いぐらいフルブッコwwww

これほどウザイ( ^ω^)は珍しいwww

伏線等はあまり使用されていない

キャラクターが勝手に突っ走っていく感がある

某作者さんが仰っていましたが

キャラクター性を付けるうえで方法は二つ

・ストーリーがキャラクターをつくる

・キャラクター性でストーリーをつくる

この作者は間違いなく前者

物語は全て独特のテンポで進んでいく

そのテンポを作るのは

地の文の少なさと独特の会話

どの作品も安心して見れる、笑いあり友情ありの作品です

AP.EK6HqUs氏の次回作にご期待ください!!

※以下ネタバレ含み

おいおい、なんてこった。初恋のあの子があんなDQNに盗られちまった。

なに?奪えば良いだって?いや、そんな事は出来ない

―――だって俺は最低だから

そうだ!それなら別れさしちまえば良い、あんな奴と付き合ってるなんて耐えられない。

は?別に良いんだよ

―――だって俺は利己的だから

普通の青春物とは一味違う、自己中心的で黒い、利己的で最低な青春。

('A`)と( ゚∀゚)は最低(利己的)なようです

綺麗に彩られた青春を過ごしてきた貴方、過ごしている貴方。

是非ご一読を



  1. 2008/02/28(木) 19:05:10|
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